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今日の藤倉先生の格好は、白いTシャツに普通のジーパンだった。
藤倉先生は存在自体が、芸術テロだと思う。
続く。
追記(別名、著者の戯言):#5くらいまで今日書き上がったのですが、いったいどれぐらいの
ペースで話しが進んでいくのか謎です。どこまで続くのやら・・・伝えたいことはたくさんあるのだけれど。(笑
なんかギャグっぽくなっていく気がする。
其の教師現る
続く。
追記(別名、著者の戯言):リアル性を追求しようとしましたが、やはり全てリアル的なのは無理ですね。登場人物にはそれぞれモチーフがちゃんと存在していたりいなかったり・・・当ててみてね!(笑
序:はじまりの日
現在―、2012年4月。3年前に我が日本では教育改革が行われた。
国際学力調査PISAで大幅なランクダウン。著しい学力低下に伴い、国はやっと本腰を入れ教育制度を一新。近年、教師による非常識的な事件が多発し大いに紙面を賑わせていたこともあり、教師の質・学力・モラルを上げることから生徒の質・学力・モラルを上げようとした。教育改革の一番の大きな変革は、教職そのものにある。小・中・高校の教師全てを指定難関国公立、及び私立大学での教員免許取得者のみ採用、つまりエリート先生というより、先生は全てエリートという状態を作り出した。悪質なモンスターペアレントの対応・教育委員会その他からの大量の書類など不要な仕事は一切排除、残業の廃止、休暇も増やし、給料も大幅に値上げ。勤務時間は生徒と向き合い、自分の研究などに時間を充てられる様、充実した職種となった。これにより、教師という職種は、高学歴・高収入という国会議員・弁護士・医師などに次ぐ職業となった。そして、この制度が敷かれてから3年目の春が来ようとしていた。
「俺が、先生ですか・・・まさかね。」とぽつりと呟く。
春うらら、平和で柔らかな日差しが眩いこれ以上にない小春日和。教育改革後、エリート教師しかいないこの場に、一人の美術教師が立っていた。その風貌はだらしなく伸びた黒髪はうっとうしく、明らかにやる気の色が見えない。有名美術大学首席卒。賞という賞を獲得し・・・めでたく今日から新任教師である。このご時世いくらエリートで固めようとも、技術・技能系の教師を集めるのは難しい。この男のいた大学は美術に関しては、有無を言わさず全国一だ。しかし、その入試形態はデッサンと作品提出と少々の論文程度で全く学力をみない。そのため、国からの教師免許の認可が下りていない。しかし、この年の美術教師不足は決定的で特例として雇用されたのだった。もちろん、この男が認められたのは美術の能力だけではなかったが・・・。
桜っていつ見ても綺麗だよなぁ。儚さは日本の美学だ。花が散るのは早いが、花は毎年咲くし、桜は老木の方が力強く綺麗な花を咲かせるんだよな・・・
そこに若くは見えるが、30代半ばぐらいの割と顔立ちの良い女が、物凄い血相でこちらに足音を立てて走ってくる。
「藤倉先生!何してるんですか、もう入学式始まってるんですよ!!新任教師なのに入学式にでない人がどこに居るんですか!」
「いや―・・・桜って綺麗ですよね。」
「良いから、早く来てください!」
初日早々、教師が教師に怒られる。というか、なんで私がこんな落ちこぼれ教師の教育担当なのよ。ありえない。なんなのよ、このフジクラっていう男は!
『それでは、今年度から我が校に着任されます、新任の先生方をご紹介します。では、そちらの津田先生から宜しくお願いします。』
「おはようございます。東京大学卒、数学を担当する、津田葉です。図形やモデルを使ったわかりやすく、数学に興味を持ってもらえるような授業を展開していきたいと思います。一年生、これからよろしく」と、数名の新任教師のつまらない自己紹介がされる。個性派をきどっているのか、なんなのか俺にはよく分からないが、そんなのどうでもいい。
『では、最後に藤倉先生お願いします。』
ズカズカと壇上中央に進んでいくごとに体育館に小さなざわめきが起こる。白いシャツに黒いスーツ、黒いネクタイなのにどこかだらしがない。黒いぼさぼさの髪に、うつろな黒い瞳。ブラックホールのようになにもかも飲み込んでしまいそうだが、その目は死んだ魚のようだ。風貌に関して言えば、無精ひげが生えてないのが唯一のすくいとも言える。
「えー・・・美術を担当します。以上です。」
あまりにも短すぎる自己紹介にさらなるざわめきが起こる。こうして、新たなる日々が始まろうとしていた。
続く。
追記(別名、著者の戯言):小説初書きです。さっぱりつかめません。
いつの日かBでLな小説に手を出したいです。(何だそれ。
というか、我ながらつまんねぇ小説だァ '`,、'`,、'`,、'`,、(´艸`) '`,、'`,、'`,、'`,、