[07.04/]
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其の教師やられる
それは、今年度一番最初の職員会議での事だった―――。
「それでは、今日は部活動の顧問の割り当てを決めます。場合によっては、二つ以上持っていただく場合もありますが、希望があったら申告して下さいね。じゃないとこちらで勝手に決めてしまいますよ。」
・・・・・・俺はすっかり忘れていた。
今日は、二回目の職員会議。もちろん、色々と話し合いや打ち合わせの話しもあったが、今日は顧問の割り当てが発表される。この学校には、美術部がないから俺はどこに配属されるのか全く不明。文化部はそこそこ数もあり、大体、教師の方も専門の人も多く充実しているので、まずないだろう。かといって、それなりにどこも強い運動部に俺が配属されるはずもないだろうし・・・変な部活じゃなきゃいいけど。と不安はつのるばかりだった。
「希望があった部活動は、ほぼ希望通りで決定された先生方には連絡済です。では、希望がなかった部活の顧問の配属を言います。囲碁・将棋部は津田先生、水泳部は藤倉先生、今年から新設のオーラルコミュニケーション部は桜井先生、体操部と放送部は今年から廃部となりました。以上です。」聞き間違いか?す・・・水泳部だと!?まだ、囲碁・将棋の方がマシだった。と希望を出さなかったことに激しく後悔したのだった。回転する事務イスで、右にくるりと体を向けた。
「津田先生、俺と変わってくださいよ、顧問。」と同僚に懇願してみたが、ヤツは今日も冷たかった。
「嫌ですね。俺は囲碁・将棋部でいいんで。」同情の気持ちさえ、微塵もないらしい。
「俺、泳げない。」
「知りません。」
俺と右隣の津田は、桜井春子が教育担当だ。新任教師の教育担当は二人に一人つく。主に、教科以外での生活指導や事務仕事・学校行事などを教わる。詰まるところ、俺と津田という組み合わせは、新任教師のドベとトップをくっつけたというような取り合わせだった。俺が何を隣でしようが、話しかけようがしらっと、涼しい顔で流される。短く切りそろえられた少し色素の薄い細い髪は繊細で、シワ一つないスーツをキチンと毎日着てくる。容姿も悪くはないが、この上なく面白味のない男だとは思うが、席が隣なので、暇つぶしに俺は、毎日声をかけているのだった。
「でさ、」
「嫌です。」
「ちぇ」
続く。
追記(別名、著者の戯言):今回は全く持って、私もよくわからないオチ&話になってしまいました。大体、なんで美術部ねーんだよ。もともと水泳部の顧問にしたかったのですが、それは私が水泳部だったからというだけです。国語の先生を早くつくりたいなぁ。
「ちぇ」
続く。
追記(別名、著者の戯言):今回は全く持って、私もよくわからないオチ&話になってしまいました。大体、なんで美術部ねーんだよ。もともと水泳部の顧問にしたかったのですが、それは私が水泳部だったからというだけです。国語の先生を早くつくりたいなぁ。
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